高橋りんご園の所在地、青森県黒石市は、津軽平野と十和田八幡平国立公園に囲まれた自然豊かな場所で、歴史もある城下町です。
その自然豊かな森の標高の高い所に高橋りんご園の園地はあります。 山の上に農地を構えておりますので、他の園地とはちょっと違ったりんごが出来上がります。私たちはそれを山実(やまみ)りんごと呼んでいます。標高で言うと100メートル以上の高地で栽培されるりんごを指しています。
当園は黒石市で六代続くりんご農家です。りんごを大事に丁寧に作り続ける気持ちを代々受け継いできました。エコファーマー認定も受けています。
「エコファーマー」とは、持続農業法に基づいて、「持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画」を知事に提出して、認定を受けた農業者の愛称です。
1)有機質資材施用技術
2)化学肥料低減技術
3)化学合成農薬低減技術
この3つの農業生産方式に取り組んでおります。
山の上の園地では平地より気温が低いため花が咲くのは1週間〜2週間遅れる事で、りんごの大きさも小さくなります。しかし、大きくならない分、引き締まった果肉と濃い味に仕上がる為、地元では山実りんごは美味しいと言われています。
ただどうしても、収量も平地より落ちますし、昨今では玉の大きい方が市場では高値で取引される為、市場に出すよりも直販や、道の駅の直売所等に出す事が多くなります。そう言った事情もありスーパーさん等で見かける事が少ないし、山実りんごと銘打って売られる事は殆どありません。
雪の中に貯蔵する雪中りんごは春に掘り出してもジューシーで食感も保っていますが、当園の身の引き締まったりんごは雪貯蔵に最も適したりんごかもしれません。
山の上に園地が有る為、平地の園地より降雪量も多く木が折れてしまう事も多いので一年中気が休まる事はありませんが、美味しいりんごを作りたい!食べて頂きたいと思う気持ちで日々のりんご作りに努めております。どうぞ、高橋りんご園を今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
高橋りんご園 高橋和樹