袋をかけて育てた「星の金貨」りんごです。
当農園は八甲田山の麓の地域になりますので、黒石市の中でも雪深い地域になります。雪国の知恵で、冷蔵庫が無い頃から雪の中に野菜や魚を埋めて貯蔵していました。りんごも埋めてみると、それはそれは、もぎたての様に美味しく、それが今でも一部の生産者やリンゴ販売者の中で試みられている、雪室りんご、雪中りんごと呼ばれるりんごとなります。
準備
先ずは比較的広い園地の空き地に雪を確保します。選別されたりんごを、専用のコンテナに入れ、更にビニールシートで1つ1つコンテナを覆いコンテナを並べて行きます。
作業開始!
並べ終わったら、スコップで埋めて行きます。これが大変でして大半の時間を使います。上手く雪を乗せていかないと春先掘る際に大変ですので、神経を使って埋めて行きます。ある程度しっかり雪で覆う事が出来た時点から、重機を使い一気に埋めて春を待ちます。
高橋りんご園では、黒石のリンゴ生産者の中でも珍しく雪中りんごをやっています。雪の中に埋めますと貯蔵庫内は一定の温度(約0℃)と湿度(98%)に保たれます。この中でりんごは熟成されていくのですが、湿度が有る為瑞々しさは、もぎたてのりんご以上のものとなります。まるでジュースを食べている?そんな錯覚をしてしまうほどのりんごです。